就活は”会社に入ること”がゴールじゃない ~韓国で学んだ採用において大事なこと〜
◯これまでのあらすじ
・韓国にいって現地の過酷な就活事情をしる
・面接では「印象」と「分かりやすさ」が印象大事だと気付く
そして本日は韓国での学び第4弾!今回がなんと最終回です!
(聴衆が「えー!」って悲しむところ)
本日は僕が社長や社員さんから教わった「面接する側がするべきスタンス」について
記事を書きたいと思います。
面接は単に「受かるか落とすかを判断する場」だと
大半の人が思っていると思いますが、それだけではないです。
「相手の志望度をあげる場」でもあるといいます。
いい学生は高確率で面接する側も欲しいわけです。
採用側の争奪戦で相手の心を鷲掴みにしないと他に流れてしまう。
だから面接の時には(座談会も然り)、表面的な情報伝達に終わらず、
時間軸を置いて相手に未来をイメージさせる、これが本当に大切だそうです。
アロージャパンで働く韓国学生のメリット
メリットそれは
- 日本文化のへの理解が深まる
- 顧客すらも気づいていない欲求を満たす提案をする力がつく
- プレイヤーとしてじゃなくてマネージジャーとしての能力がつく
ことだと思っています。
アロージャパンはモバイル販売の事業を中心に行なっていて
携帯販売は「相手の私生活に入り込んで提案を行うCtoC営業」で
1回の接客で1~2時間程度です。
ここまで顧客に密に接するサービス業はモバイル販売だけだと言います。
顧客に支持される人は、
だいたい1~2時間の接客で意外にも80%が雑談が占めていて
雑談を通じて相手の表情の変化を見て、
相手のことを価値観や嗜好レベルで理解することで、
顧客の期待値以上のサービスを提供ができるそうです。
例えば「Iphoneが欲しい!」という人が来た場合、
あえてそのままiphoneを売らないこともしばしばあるとのこと。
携帯の話をする前にまずは雑談を通じてその人のことを知ってあげる。
例えば、特に旅行好きな人にはきれいな写真をとったり、
SDカードでファイル共有が楽な方が嬉しいはず。
「旅行の思い出綺麗に残したくないですか?
このギャラクシーというスマホならiphoneよりも画素数がおおきく綺麗に映るので、
今度行かれる箱根旅行でも活躍しますし、
容量が大きくてSDカードでバックアップもとれるので
お子さんの運動会でもたくさん動画が撮れますよ!」
と相手の価値観に根付いたを提案をする。
機能についてよくわからない人は「自分が本当は何がほしいのか?」もわからない。
そんな顧客の”自分でもまだ認知してない欲求”を販売員が理解し、
提案してあげることで満足度は爆上がりする。
このビジネスコミュニケーション能力がを極めれば最強。笑
そしてプレイヤーのしての経験がたまると、今度は店長やマネージャーなどの管理職も経験できる。
これらの経験、スキルはBtoBの法人営業をしたり、チームをまとめてビジネスをしたり、起業したり、日本で活躍するための基盤になるのです。
つまりこの事業は彼らが日本で活躍するための”登竜門”として最適な場所だと言えます。
このように「携帯販売」、「CtoC営業」、「給与条件」などの表面上の要素じゃなくて
長い時間軸で考えた時に「相手にどんな未来が待っているか」を伝えてあげることで
「モバイル事業」に大きな意味付けができるわけです。
「就活は会社に入ることがゴールじゃない」
今回は会社側のことを話しましたが、就活生も全く同じだと思っています。
面接する側も受ける側も表面的で短期的な部分だけじゃなくて
長期的に考えてみんながわくわくしながら
自分の人生や未来をデザインできる世界になったらいいな。
「お前はマザーテレサかよ!」とところどころツッコミを入れたくなるような
傲慢な文章でしたが最後までお読みいただいたかた方ありがとうございました!
つじちゃん
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